〜モンスターハンターG編 続き〜
ココット村でのハンター生活を始めて3日ほどだろうか。
キノコを採ったり草食竜を狩ったりしているうちにボスクラスのモンスターと出会うことになった。
ヤツの名は
イヤンクック。
それまでの小型モンスターとは桁外れの大きさとパワーに圧倒されるナヴェさん。
武器は初期装備のハンターナイフをちょっと強化したぐらいのもんだったと思う。
イヤンクックにまったく歯がたたず、尻尾攻撃を喰らって吹っ飛ばされあっという間にクエスト失敗…。
アクションゲームが苦手な人間に共通することだが当時のナヴェさんはただやみくもに武器を振り回しろくにガードもせずに正面からクックにぶつかっていたのだ。
相手の動きもろくに見ることなく切り込んでは尻尾ビターンを喰らう日々は大して長くは続かず。
ナヴェさんはモンハンを『自分には向いていない』とあきらめてしまったのだ。
クック以外にも玉子運びでレイアに吹っ飛ばされたり、ザコモンスターに囲まれうまく攻撃できずストレスだけがたまっていく…。
完全なるヌルゲーマーだ。
自分が出来ないと『つまらない、向いていない』と決めつけてしまう。
こうして初めてのモンハン体験は不完全燃焼どころか火がつく前に終わってしまったのである。
結局最初のハンターライフはわずか1週間ももたずに終わりを向かえた。